概要

「ALiS」（アリス）は、スケジュール型ランチャー、
指定されたスケジュールに従ってソフトを自動的に起動するユーティリティです。

毎日 Windows 起動時にメールソフトを立ち上げたい、夕方には日報ファイルを開きたい、
　　月曜日に週次ミーティングの資料を作りたい、週末には来週のスケジュールを確認したい、
　　　　月末に月次報告書を作りたい、第２水曜日には Windows Update を実行したい、
　　　　　　家族の誕生日の前には買い物リストを作っておきたい・・・
そんな場合に所定のソフトを自動起動するためのユーティリティです。

　　
　　　　 ALiS は Auto Loader/Launcher at Intervals by Scheddule の略です。
　　　　「北窓舎（ほくそうしゃ）」が開発・提供しています。

起動する対象：
　　実行ファイル（*.exe）、
　　文書などのデータファイル（*.docx、*.xlsx、*.txt などのようにアプリケーションに関連付けられたファイル）、
　　あるいは、デスクトップ上のショートカット（*.lnk）や
　　URL（http://....）です。

起動対象の指定方法：
　　［ファイル参照］ボタンでファイルを選択する、
　　［システムタスク］ボタンであらかじめ用意されているタスクを選択する、
　　デスクトップ上のアイコンをドラッグ＆ドロップする、
　　エクスプロラーからファイルをドラッグ＆ドロップする、
　　あるいは、ブラウザーのアドレス欄（URL）をコピー＆ペーストすることもできます。

スケジュール（起動するタイミング）
　　毎日・・・Windows 起動時、または 13時のように時刻を指定します。
　　毎週・・・月曜、水曜、金曜のように曜日を指定します。
　　毎月・・・8日、25日のように日を指定します。
　　　　　　　あるいは、第２水曜、第４月曜のように指定することもできます。
　　毎年・・・5月5日、12月24日のように月日を指定します。

　　以下、起動対象とスケジュールをひと組にして「タスク」と呼びます。

タスクの実行結果はログとして記録され、ファイルにエクスポートすることができます。

また、メイン画面のサイズを拡大するとその上の文字も大きくなるズーム機能があります。
高解像度のモニターなどで文字が小さいと思われる場合に重宝する機能です。
　　

　　　動作環境（システム要件）

「ALiS」（アリス）が動作するための環境（必要なもの）は次のとおりです。

１．Windows 10、8.1、7　（32-bit, 64-bit）
　　（Windows XP では動作しません）

２．画面解像度は フルHD（1920 x 1080）以上を推奨します。
　　（メイン画面の最小サイズが 920 x 840 であるため）

３．実行環境は .NET Framework 4.6.2　［*1］
　　（Windows 10 バージョン 1607 以降には同梱されているので、意識する必要はありません。）
　　（インストールされていない場合は「ALiS」（アリス）のセットアップ時にインストールされます）

　　　

主な構成要素は次のとおりです。

　ALiS の起動

　　ALiS を起動するには、デスクトップ上の ALiS アイコン（ショートカット）を使います。
　　Windows が起動すると、ALiS が自動的に起動し、タスクトレイ（通知領域）に常駐します。
　　（通常は、手動で起動する必要はありません）
　　　　

ALiS の終了
　　タスクトレイ（通知領域）の ALiS アイコンを右クリックして終了します。
　　　　

起動時の動作：
　Ａ．ALiS の初回起動時、あるいはタスクが未登録の場合：
　　　メイン画面が表示されます。
　　　　

　Ｂ．スケジュールが登録されている場合：
　　　タスクトレイに入った状態で起動します。

　　　タスクトレイのアイコンをクリックするとメイン画面が表示できます。
　　　　

タスクトレイの ALiS アイコン
　　ALiS 常駐時はタスクトレイにアイコンとして表示されています。
　　　　このアイコンを［右］クリックすると、ALiS の表示／終了を選ぶことができます。
　　　　　　

１．タスクの登録：

　　① 起動する対象（タスク）と ② スケジュール（起動タイミング）を登録します。
　　
　　① 起動対象（タスク）の指定方法：
　　　　Ａ．［ファイル参照］ボタンでファイルを選択する
　　　　Ｂ．［システムタスク］ボタンであらかじめ用意されているシステムタスクを選択する
　　　　Ｃ．デスクトップ上のショートカット、エクスプローラでのファイルをドラッグ＆ドロップする
　　　　Ｄ．ブラウザーのアドレス欄（URL）からコピー＆ペーストする
　　　　Ｅ．キーボードで入力する（間違えやすいのでおススメしません）

　　　　【参考】 システムタスクについて
　　　　　　ALiS にはあらかじめ幾つかのシステムタスクが用意されています。 　　　　　　［システムタスク］ボタンをクリックすると、システムタスクを選択することができます。
　　　　　　システムタスクとして「Windows Update」や「復元ポイントの作成」などが登録されています。
　　　　　　
　　　　　　　　

　　　　　　「Patch Tuesday」（日本では第２水曜日）には Windows の更新プログラムが公開され、
　　　　　　Windows Update により最新の更新プログラムを適用できます。
　　　　　　システムタスクには「Windows Update」があらかじめ登録されているので、
　　　　　　これを追加しておけば、第２水曜日に Windows Update を自動的に起動することができます。


　　② スケジュール（起動タイミング）の指定方法：
　　　　毎日・・・Windows 起動時、または 13時15分のように時刻を指定します。（どちらか一方を選択します）
　　　　毎週・・・月曜、水曜、金曜のように曜日を指定します。（３つまで指定できます）
　　　　　　　　　曜日に加え、時を指定することができます。（毎月曜日、10時に起動するように指定することが指定できます）
　　　　毎月・・・8日、25日のように日を指定します。（「末日」を選択することもできます）
　　　　　　　　　あるいは、第２水曜、第４月曜のように指定することもできます。
　　　　　　　　　（３つまで指定できます）
　　　　毎年・・・5月5日、12月24日のように月日を指定します。（３つまで指定できます）
　　これらを指定して［保存］ボタンをクリックします。

２．タスクの修正と削除：

　　Ａ．登録したタスクを修正するには、
　　　　［ファイル選択］ボタンの右にあるファイル名欄（コンボボックス））から修正する対象を選択し
　　　　「スケジュール：起動タイミング」欄を修正し、
　　　　［保存］ボタンをクリックします。

　　Ｂ．登録したタスクを削除するには、
　　　　［ファイル選択］ボタンの右にあるファイル名欄（コンボボックス））から削除する対象を選択し
　　　　［削除］ボタンをクリックします。

　　

ALiS には次のメニューがあります。
　　
以下ではメニューの機能をご紹介します。（詳細は後述します）
　　 　　　　

　　　　 ［ログ 一覧表示］
　　　　　　　ログ（起動したタスクの記録）を一覧表示します。

　　　　 ［ログ エクスポート］
　　　　　　　ログ（起動したタスクの記録）をファイルにエクスポートします。

　　　　 ［タスク 一覧表示］　　　　
　　　　　　　登録されているタスクを一覧表示します。
　　 　　　　

　　　　 ［設定］
　　　　　　　「ALiS」（アリス）の各種動作を設定します。
　　　　　　　　ＡＣ電源を使っている時だけ自動起動を有効にする（バッテリー使用時は自動起動しない）、
　　　　　　　　「ALiS（アリス）」自身の起動・終了もログに記録する、
　　　　　　　　スリープ（サスペンド）開始・復帰もログに記録する、などを設定できます。

　　　　 ［ライセンス注文書］
　　　　　　　ライセンスが登録されていない場合、登録できるタスクは３つに制限されています。
　　　　　　　この制限を解除するためにはライセンスが必要です。
　　　　　　　ライセンスを注文するためのフォームを表示します。
　　　　　　　ライセンス料金は 2,200 円です。

　　　　 ［ライセンスキー登録］
　　　　　　　購入したライセンスキーを登録します。

　　　　 ［アンインストール］
　　　　　　　「ALiS（アリス）」をアンインストールします。
　　 　　　　

　　　　 ［操作マニュアル］
　　　　　　　今ご覧いただいている、このマニュアルを表示します。
　　　　
　　　　 ［問い合わせメール］
　　　　　　　質問、要望などを北窓舎（ほくそうしゃ）にメールします。

　　　　 ［システム情報］
　　　　　　　ソフトウェア、ハードウェアの情報を表示します。
　　　　　　　ソフトウェア情報では Windows のバージョン、プロダクトID、インストール日などが表示されます。
　　　　　　　ハードウェア情報ではＰＣのメーカーやモデル名、CPUの種類やメモリー容量、画面解像度などが表示されます。

　

「設定」画面は次のとおりです。
　　

設定では次の内容を設定できます。

タイマー関連
　　スケジュールのチェックを［n］秒間隔で行う
　　　　チェックする間隔を秒単位で指定できます。
　　　　（10～50秒の範囲で指定できます。既定値は 10秒です。）

　　□ 毎日の「起動時刻」を過ぎている場合も自動起動する
　　　　「指定時刻」が過ぎてからＰＣを起動したような場合、あるいは
　　　　スリープ中に指定時刻になったようば場合、
　　　　ここにチェックが入っていると「指定時刻」が過ぎていても自動起動します。
　　　　チェックが入っていないと「指定時刻」が過ぎていれば自動起動しません。

電源関連
　　◎ バッテリー使用時にも自動起動を有効にする
　　　　チェックが入っていると、バッテリーから電力が供給されている場合にも自動起動が有効になります。
　　　　（バッテリー残量を指定してください）

　　　　　　バッテリー残量が［n］％以上なら自動起動する
　　　　　　　　バッテリー残量の閾値を50～90％の範囲で指定できます。
　　　　　　　　バッテリー残量が指定した値未満なら自動起動は無効になります。

　　現在の電源状態：
　　　　バッテリーの有無、バッテリーがあるならバッテリー残量などが表示されます。
　　　　　　
　　　　　　

ログ関連
　　□ ALiS 自身の起動・終了をログに記録する
　　　　チェックが入っていれば、「ALiS（アリス）」の起動・終了がログに記録されます。
　　　　（ログアウト／シャットダウン時には「ALiS（アリス）」の終了が記録されない場合があります）

　　□ スリープの開始・復帰をログに記録する
　　　　チェックが入っていれば、スリープ（サスペンド）の開始・復帰がログに記録されます。

　

ALiS には次のメニューがあります。
　　
以下ではメニューの詳細を説明します。
　　

　　 ［ログ 一覧表示］
　　　　　ログ（ALiS が自動起動したタスクの記録）を一覧表示します。
　　　　　　　
　　　　　　　この一覧からログをエクスポート（次項参照）したり、古いログを削除することができます
　　　　　　　（最も古いログから指定された年月までのログが削除対象となります）。

　　 ［ログ エクスポート］
　　　　　ログ（ALiS が自動起動したタスクの記録）をファイルにエクスポートします。
　　　　　　　
　　　　　　　エクスポート対象（最も古いログから指定年月まで）を、どのような形式でエクスポートするかを選択して
　　　　　　　［実行］ボタンをクリックします。
　　　　　　　エクスポート先のフォルダーが尋ねられるので、選択してください。
　　　　　　　エクスポート直後にそのファイルを開くことができます。

　　 ［タスク 一覧表示］　　　　
　　　　　登録されているタスクを一覧表示します。
　　　　　　　
　　

　　 ［設定］
　　　　　「ALiS（アリス）」の各種動作を設定します。
　　　　　　ＡＣ電源を使っている時だけ自動起動を有効にする（バッテリー使用時は自動起動しない）、
　　　　　　「ALiS（アリス）」自身の起動・終了もログに記録する、
　　　　　　スリープ（サスペンド）開始・復帰もログに記録する、などを設定できます。


　　 ［ライセンス注文書］
　　　　　ライセンスが登録されていない場合、登録できるタスクは３つに限定されています。
　　　　　ライセンス（2,200円）をご購入いただくと、タスク数の制限がなくなります（いくつでも登録できます）。
　　　　　注文書の内容はメールで北窓舎に送信されます。（あなたにも同じメールが届きます）
　　　　　　　

　　　　　　　［ライセンス注文メール］ボタンをクリックすると次のメッセージが表示されます。
　　　　　　　

　　　　　　　=== 北窓舎とあなたに届くライセンス注文のメール ===
　　　　　　　

　　　　　　　=== 振込／入金確認後に届くライセンスキーのメール ===
　　　　　　　

　　 ［ライセンスキー登録］
　　　　　北窓舎からのメールに記載されているライセンスキーを登録します。
　　　　　（この直後からタスク数の制限がなくなります）
　　　　　　　

　　 ［アンインストール］
　　　　　「ALiS（アリス）」をアンインストールします。
　　　　　（手順はここを参照してください）
　　

　　 ［操作マニュアル］
　　　　　　今ご覧いただいている、このマニュアルを表示します。
　　　　　　　　

　　 ［問い合わせメール］
　　　　　質問、要望などを北窓舎（ほくそうしゃ）にメールします。
　　　　　　　　

　　 ［システム情報］
　　　　　ソフトウェア、ハードウェアの情報を表示します。
　　　　　ソフトウェア情報では Windows のバージョン、プロダクトＩＤ、インストール日などが表示されます。
　　　　　ハードウェア情報ではＰＣのメーカーやモデル名、ＣＰＵやメモリー、画面解像度などが表示されます。
　　　　　　　　

　

アンインストールするには
(1) 起動している ALiS を終了してから
　　（タスクバーの ALiS アイコンを右クリックして、ALiS を終了してから）
(2) コントロールパネルの「プログラムと機能」でアンインストールします。